平成28年度事業報告の総括

 

平成28年度は、6月開催の県ビーバーディ、7月クッキングキャンポリー、7月末からの第5回北海道東北ブロック野営大会(5HTC)、9月スカウトの日、10月国民体育大会いわて国体、11月スカウトフェスタ、3月VSアフターフォーラム、3月遊びのひろばなど盛りだくさんのプログラムや行事をこなし、参加スカウト及び指導者各位は、様々な体験活動や討議などを通じて、それぞれに達成感、充実感を得ることができました。

 

特筆すべきは、凛々しい制服姿で国民体育大会いわて国体の奉仕に従事できたことと、指導者養成の要となる副リーダートレーナー2名が養成されたことでしょう。スカウト、トレーナーともに今後の活躍に期待したいと思います。

 

 

 

震災から6年目を迎えた沿岸地区では、指導者の生活再建を優先しつつもセーフ・フロム・ハーム研修への参加など、徐々にスカウト活動を展開しようとの意識も感じられますが、未だ団員募集、隊集会など具体的なアクションを展開できていません。被災団の活動再開を心から祈りつつ、主な事業等について報告し平成28年度事業の総括といたします。

 

 

 

1、組織拡充(加盟登録)について

 

本連盟の年度末の加盟登録数は、9個団、378名と登録数において昨年度末より20

 

名も増加しました。これは追加登録によりビーバー・カブスカウトが増加したことが大きな要因であり、全国的にもビーバー隊を擁する団の加盟員数の維持・増加の傾向が見て取れます。このことから、県内全ての団においてビーバー隊を設置することが、スカウト活動の普及

 

と登録加盟員の増加のカギとなるものと思われます。

 

 

 

組織拡充委員会では、各団の団委員会等の日程に合わせて団訪問を実施し、入団説明の仕方や団運営等の相談に応じていますが、未だ要請のない団もあります。2月には県連盟コミッショナーと組織拡充委員会が協働して登録事前審査を実施し、各団の状況を把握すると共に今後の団運営対策等について協議し、更なる団・隊の発展を期待しました。

 

 

 

2、青少年プログラムの提供について

 

本事業の実施については、海外派遣、ブロック野営大会、県連主催事業、富士スカウトの誕生など、皆様のご理解とご協力によりまずまずの成果を上げることができました。

 

今後とも各種大会や県連主催事業等を通じて、各団・隊の活性化、スカウトの進歩、指導者の資質向上に貢献できるよう取り組む必要があります。

 

 

 

(1)オーストラリア短期留学派遣                     

 

釜石第2団の川端真有VSは、7月29日~8月20日の日程でオーストラリア連盟からの被災地スカウト招待事業-スカウト・オーストラリア短期留学派遣事業に参加しました。ホームステイ先では、地元の高校に通いながら震災時の体験を伝えるなど国際理解と国際交流に励みました。会話の速さと自分の英語力の弱さを痛感しながらも、フレンドリーなホストファミリーやクラスメイトなどたくさんの温かい心に接して、もっと英語力を鍛えたいと感じるなど貴重な経験をすることができました。

 

 

 

(2)北海道東北ブロック野営大会(5HTC)

 

昨年7月28日~8月8日まで第5回北海道東北ブロック野営大会(5HTC)が福島県猪苗代町猪苗代湖畔の天神浜において開催され、当連盟からは約70名のスカウト・指導者が参加し、本運動への理解と交流に努めました。  

 

連日の好天気の中、スカウト達は磐梯山登山やカヌーなど様々な野外プログラムにチャレンジ

 

すると共に、多数の県外スカウトと交流を行い有意義な日々を過ごすことができました。本大会では一般児童・生徒に対しても招待キャンプを行うなど、参加者に感動と達成感を経験をさせることができました。

 

また、当連盟では県連盟提供プログラムとして「ツリークライミング」を提供しましたが、県単独は岩手連盟のみでした。特にも、ベンチャースカウトが事前訓練を行い、参加スカウトを支援しつつプログラムを実行できたことは、参加者は勿論のこと奉仕したベンチャースカウトにも大きな自信となったことと思われます。

 

 

 

(3)県連盟主催事業等

 

6月には「行うことによって学ぶ」を実践するため、「カブ・ビーバーラリー」を、8月末には「クッキングキャンポリー」を行い、県内スカウトの交流を図るとともに、「生きる力を育む」ことを意識してスカウトスキルを磨くことができました。

 

3月には、12月の全国ベンチャーフォーラムを受けて、釜石でアフターフォーラムを開催し、防災・減災に関する基調講演、被災地視察、討議を通じてスカウトの「そなえよつねに」について考えました。

 

このような積極的な取り組みの結果、ベンチャースカウト1名(盛岡第5団)が富士章を取得するなど、スカウト活動の一層の展開を図ることができました。これも一重に関係者の皆様のご理解とご支援の賜物と感謝申し上げます。

 

4、指導者養成について

 

新たに副リーダートレーナー2名が加わったことから3人体制で県内指導者のトレーニング業務を実施でき、その成果に期待が持てることとなりました。

 

4月には家型テント設営に関する指導者研究集会(1日研修)を、10月と11月には盛岡、釜石でボーイスカウト講習会を、同じく11月には安全セミナーをそれぞれ開催し、県内指導者の育成、スキルアップ、安全管理等について研修を図ることができました。

 

また、盛岡地区、沿岸地区では、地区コミッショナーを中心に毎月地区ラウンドテーブルを開催し、指導者間の意思疎通を図りつつ指導者養成に努めています。

 

5.東日本大震災支援事業

 

(1)「遊びのひろば」の開催(県連主催事業)

 

当連盟では、震災直後から被災地での遊び場の提供を目的として「遊びのひろば」を実施してきました。昨年度は本年3月に県内指導者、VS等の協力を得て釜石市において実施し、児童や保護者等から大変喜んでいただきました。これまでに沿岸の釜石市、大槌町、山田町を中心に10数回の遊びのひろばを開設してきましたが、今後は、震災支援は勿論のこと、スカウトの加盟員増員も視野に入れ、内陸部での開催も呼びかけたいと思います。

 

未来を担う子どもたちの健全育成は、何事にも代え難いことと痛感しています。今後とも、各地方自治体や教育委員会を始め関係機関、関係団体との一層の連携を図りながら、子供を取り巻く健全な環境の創出に努力してまいります。